エンチャント文字盤はパソコン、スマホ、タブレットなど様々な情報端末で手軽に利用できるコミュニケーションエイドとして開発を進めてきました。すみません言い忘れましたが、『インターネットにつながっていれば』と先頭につきます。今回は手軽な実験を通して、このことを確認してみたいと思います。
第一段階として上のリンクをクリックしてください。多分ちゃんと動くと思います。
第二段階としてここでインターネットを下記のいずれかの方法で停止させ、再度同じことをしてください。上の図のような画面がでると思ったら、、、でません。ちゃんと表示されます。予想外ですね、だってネットが切れているのですから。じつはこれはブラウザのキャッシュが働いているのです。今回のキャッシュの有効期限は600秒ですので、10分後に再度試してみるとちゃんと『つながらない』って表示されます。これで予想通りになりました。
ブラウザのキャッシュについて詳しく知りたい方は参考URLをご覧ください。
インターネットを停止させるいくつかの方法
パソコンでは、イーサネットケーブルを抜く、wifiスイッチをOFFにする、ルーターを止めるなどが簡単です。スマホやタブレットでは、機内モードにするのが簡単です。お近くに『圏外』があればそこまで行ってもいいです。(すみません冗談です)
実験その1を踏まえて次の実験を行います。その前にいったん停止したインターネットを元に戻してください。
第一段階として上のリンクをクリックしてください。多分実験その1と同じようにちゃんと動くと思います。もしうまく動かない場合はインターネット接続を確認してください。
第二段階としてここでインターネットを上記のいずれかの方法で停止させ、再度同じことをしてください。今回もきちんと表示されましたね。ブラウザのキャッシュが働いているのです。もしお使いのブラウザが、chrome(バージョン63以降)なら、10分後にキャッシュの有効期限が切れたあともちゃんと起動します。そして1時間後も翌日もきちんと動きます。ずっとネットワークが停止しても。
ブラウザに関する状況:firefox57以降で動くとの情報がありますが、当方の58では動きませんでした。safariやedgeも前向きに対応中であると言われていますが、まだ流動的と考えるべきでしょう。お試しになる際はchromeをお勧めします。
インターネットがなくてもエンチャント文字盤が何とか使える方法が見つかりました。これで機内でも、圏外でも使える様になるでしょう。これは冗談ではなくまじめな話です。 さらに詳しいお話は別の機会に改めてお送りします。
ブラウザのキャッシュ 関係
Progressive Web Apps 関係
2018/02/22 公開
2018/02/28 ブラウザに関する情報を追記
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