レッツチャット練習用しゃべる文字盤
レッツチャットが販売終了となり取り扱い店の在庫もなくなりました。これでもう新規購入ができなくなりました。
しかしこれだけのロングセラー商品になると、『私はレッツチャットでなければだめだ』という方も少なくないと思われます。さてこの方々は、いま大変な不安を感じておられることと思います。
そこでこれからどうしたらいいのか、何ができるのかをまとめてみました。
まず今お使いのレッツチャットを大切にお使いになること。これが一番です。商品の性格上かなり丈夫に作られています。私どもが使用している古いレッツチャット(初代と二代目)も現在まで問題なく動いています。
しかし運悪く故障してしまった場合には修理が必要になります。修理はこれまでと同様にパナソニックエイジフリー(株)が担当するそうです。
そうは言っても、本体の紛失や修理困難なばらばら破壊の場合は困ります。こんな場合は中古品を探すことになるでしょう。オークションサイトなどをみると、二週間ほどまえに何台かでています。なるほどすばやい人はいるものです。
これでも見つからない場合は、もしかしたら患者さんの団体がストックしているかもしれません。そちらにも相談してみてください。
さて本日の話題は、これらの試みがすべてうまくいかなかった場合の話です。
まず こちら に、Win7用のレッツチャット練習用しゃべる文字盤があります。32bit版のエクセルで動きます。
また こちら に、WinXP用のレッツチャット練習用しゃべる文字盤があります。こちらもエクセル2000で動きます。しかしXPはすでにサポートのきれているパソコンですので、使用にはインターネットにつながないなど十分注意が必要です。しかしもし古いパソコンが残っていれば使える可能性があるかもしれません。当方の古いThinkPadR40eでも動作しました。(トップ写真)
どちらもレッツチャットの操作練習のために当院の患者さんが使用している、あるいは使用していたものです。病院が練習用に必要なだけレッツチャットをそろえるのは費用の面で苦しいところがあります。かといって使いこなせないかもしれない患者さんにレッツチャットを買ってもらうのも問題があります。そして患者さんがもし自分のパソコンをお持ちなら、即日思う存分納得いくまで練習していただくこともできます。これで『道具が足りなくて十分練習できなかった』などのご不満を聞くこともなくなります。もしかしたらこの記事をお読みの方のなかにも、もうすでにご利用になっている方がおられるかもしれません。
また今回のようにレッツチャットが手に入らないときのためにも役に立つだろうと準備しておいたものです。
必要でしたらどうぞお試しください。
2019/08/02 公開
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