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おもちゃの改造について

当センター内には小児を対象とした施設もあります.
ある日,こわれたおもちゃを修理したことから,小児の訓練におもちゃを使っていることを知りました.その後いろいろと話を聞くと,

などがわかってきました.また当方は,

教材を探していました.
双方のギャップを埋めるためには,実際に役に立つものを,簡単に作れることを証明する必要がありました.そこであいた時間を使って少しずつ使い,いくつかのおもちゃを改造し,実際に訓練に使ってもらったところ一応の評価がえられました.

ものを作る技能は,現場で必要とされて,かつ現状では足りないと思われます.ものを一から作ることは,それなりに大変な作業です.しかしおもちゃなどの既存の製品の改造は,費用などの面から,初めての方にも取り組みやすいテーマです.腕におぼえのある方,プラスアルファの何かを求めている方,取り組んでみられてはいかがでしょうか?

紹介するにあたり,使用した部品の購入ルートなどの情報をできるだけ詳しく記しました.しかし,はんだ付けや,穴あけなどの工作についてはほとんど記述しませんでした.(工作入門を始めました)これらの事柄は,文章で表現するのが難しく,また量も多くなるからです.また基本的に「習うより慣れろ」の分野でもあると考えるからです.高価な機器や,万が一の危険を伴う機器では,「慣れろ」というわけにもいきませんが,おもちゃならたかが知れています.

「子供を相手にするなら,がんばらないといけないよ.だってすぐ飽きちゃうから」
かつてリハ工学の先輩が教えてくれました.いつまでもおもちゃでは,やはりやがて飽きるでしょう.
おもちゃを操作している同じ能力を使って,次の何か魅力的なものにつないでいく必要があります.おそらくその一つは,パソコンをはじめとする情報機器,そしてインターネットではないかと考えています.もしかしたら,移動のための乗り物かも知れません.

注意 一般的にここで紹介する,おもちゃの改造などを行うと,メーカの保障の対象から外れます.(保障期間内であっても,修理してもらえなくなります)リスクは各自が負担してください.


03/05/15 公開

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