前回はつみきのおもちゃを紹介しましたがお試しいただけたでしょうか?ここまで正方形や長方形そして三角形を作り色や模様を自由につけられるようになりました。そしてパソコンではマウスのドラッグドロップで、スマホやタブレットではスライド操作で自由に動かすことができます。またスワイプでつみきを投げ飛ばして、壁や天井にぶつけたり、くるくる回転しながら跳ね返ったりもできます。
突然怪獣に変身して、ガオー、つみきを投げ飛ばして大暴れ!
実物のつみきではそんな変身ちょっとできないひとでもこのおもちゃならできるかもしれません。ガオーってね。もちろん普通の積み上げたり崩れたりのつみき遊びもできるでしょう。どちらも伝統的つみき遊びの一種で、まあ大人の事情のほかはこれらの遊びに優劣は特にありません。
このおもちゃによって、様々な事情で従来のつみき遊びがむつかしく苦手なひとたちのハードルが、PCやタブレットの仮想世界の中ではありますが、いくらか低くなることが期待できます。つみきをつまみ上げる手指動作の代わりにタッチパネルのスライド動作を使い、マウス操作の代わりに視線入力も使えます。また姿勢に合わせて重力の方向(タブレットの方向)を自由に調整できます。
つみきをデジタル化することでこのような可能性が広がり、つみき遊びをあきらめなくていい人を増やしていく道筋がすこしづつ明らかになってきました。
今回は、ボールがころころ転がり音が出るおもちゃをつくりました。
見たところNHKのEテレの『ピ』のつくおもちゃを連想しますが、あちらは見ているだけですが、こちらは参加できます。
おもちゃですから今回も特に正しい遊び方はありません。どんな遊び方をしてもかまいません。あえて言うなら好きなように遊べばよろしいでしょう。ゲームにはいろいろルールがありますがこれにはありません。ルールがほしいなら自分で考えましょう。考えるのも遊びの一部です。
ご注意 タブレットやスマホで起動し、メニュー→ホーム画面に追加 した場合、上記の縦では画面が縦に、横では画面が横に固定されます。そのほかではどちらも同じ表示です。
リンクを開くと起動します。画面上の『はじまり』をクリック(タップ)すると始まります。あとは好きなようにやってください。
今を去ること半世紀。祭りの縁日にはたくさんの露店がでて、こどもの目をひくおもちゃがたくさんありました。私もよく引きつけられたひとりです。でもおもちゃを買ってもらえるこどもはほんの一部で、後は自分で考えたり、作ったりして遊んだものです。
今回の試みの目的は、このような道具で何が作れるのか、何が考えられるのか?そしてそれによってこどもたちにどんな楽しみをあげられるのか?どんな影響があるのかを考えることです。
どんなおもちゃがあったらどんな遊びができるのでしょう、そして何がおきるのでしょう?どうぞみなさんも考えてみてください。
『どうせできない』って思っているそこのあなた。どうやらあなたも『遊び』が足りないようですね。もっと遊びましょう。人生には遊びが必要です。
2021/07/16 公開
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